FUMITAKA SAITO recorder maker
斉藤文誉 リコーダー製作
数々の歴史的楽器の計測や演奏の経験に基づき、それらのコンセプトにできるだけ忠実に再現することを目指しています。
一方、ファン・アイクのリコーダーのように現時点で確定できていない楽器、最初期(15世紀中期)のコンソート楽器のように発見されていない楽器、バロック時代には非常に盛んであったはずですが現在あまり知られていないイタリアの楽器等の研究を進めています。
高校在学中にリコーダー製作を決意し、多田逸郎氏にリコーダー演奏を師事。
卒業後、渡独。
フライブルグにてG.シェック氏に師事。
'81-84 バーゼル・スコラ・カントルムにてリコーダー演奏をM.ピゲ氏に師事。
ピゲ氏所有のオリジナル、ステンズビー Jr. のアルト・リコーダーを参考に独学でリコーダー製作を開始。
'85-86 チューリッヒ音楽院でM. ヴァイレンマン氏に、
'87-92 アムステルダム・スヴェーリンク音楽院でW.ファン・ハウヴェ氏にリコーダー演奏を師事。'92 同学院を卒業。
以降、主にリコーダー製作活動に従事。
現在アムステルダムにて、中世の音楽を演奏する Ensemble Aventure. メンバー。(Aventure による15世紀のコンソート楽器の研究プロジェクトはこちら)
アムステルダムと東京に在住。
'89 ドイツ・カルフ・リコーダー国際コンクールにて最優秀後期バロック演奏賞受賞。
‘92 リコーダーアンサンブル部門第3位を受賞。
’90・’93 ブルージュ国際古楽コンクール・ソロ楽器部門にて栄誉賞受賞。
2011-2014年にイネーシュ・ダヴェナ氏からオランダ・ライデン大学でのイタリアの18世紀のリコーダーについての研究のため、11本のイタリアのオリジナル楽器の実測・写真撮影を依頼されました。その博士論文をこちらからダウンロードできます。